風邪も治まって、体調も回復してきた先先週末(ぎっくり腰をする前なので もう随分前のことですが)
88歳になる父の「鹿児島県の<加世田>に行きたい!」という夢をかなえてあげようと 1泊2日の小旅行に出ました。 88歳の父と80歳の母 鹿児島までの長時間のドライブは、少し不安もありましたが ふたりとも元気で楽しい 短いけど有意義な旅行になりました。 父がどうして鹿児島の<加世田>(現在の南さつま市)に行きたかったのか・・・ それは、気が遠くなりそうなくらい昔 まだ父が5歳の頃(この頃の記憶があるのが不思議なのですが) 父の父(私の祖父)が単身で 鹿児島県立加世田高等女学校の教師をしていたとき 祖母と3歳だった妹と 3人で訪れた想い出の地だった ただそれだけ・・・ 南の果て <加世田>は明るく穏やかな緑の多い町でした。 なにしろ 83年も前の事、当然 様変わりした<加世田>には 父にとって懐かしい風景も、5歳児の記憶のかけらすら残っているはずはなく・・・。 でも、<加世田>に行ってみたい!と 長年思い続けていた父の気持ちが 今の私には何となくわかるような気がしたのです。 夫も参加してくれたこの旅行、事前の<加世田>の下調べはせず 行き当たりバッタリの想い出探し、いえ 想い出浸りの旅となりました。 5時間以上かかって<加世田>に着くとすぐ 父の記憶にある<吹上浜>に行ってみました。 砂浜にたどり着くまでに大きい公園ができていたため車で近づけず うだるような暑さの中 足が弱っている父母には海岸まで歩くのは無理と思い 遠くから見るだけになりましたが 静かで美しい浜辺でした。 それから、もしかしたら・・・の予感だけで 現在ある<鹿児島県立加世田高等学校>を探して行ってみました。 たまたま事務室にいた方の91歳のお母さまが加世田高等女学校の卒業生だったそうで 予感通りこの高校の前身であることや 場所が少し移動したことなど 詳しいお話を伺うことができました。 少し離れた場所にひっそりと残された女学校時代の校門です。 祖父はここを通っていたんだと思うと感慨深いものがありました。 雄大な桜島を眺めたり、指宿の温泉で砂風呂を体験したり 高齢の両親連れの旅は、いつもより もっともっとゆ~っくりの~んびりでした。 でもこの小さな旅、父の嬉しそうな笑顔と一緒に いつまでも私の心に残るだろうな・・・。
by kokorono-yutori
| 2009-07-29 23:15
| 家族
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